ネットワークエンジニア(運用保守)のリアルな1日|未経験者が知らない“現場の裏側”まで全部話す

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  • ネットワークエンジニアの仕事ってどんな感じ?
  • 未経験でもできるの?
  • 私自身、最初はまったく知識ゼロで現場に入りましたが、“どんな現場に入るか” でキャリアの伸び方が全然違う ことを痛感しました。
  • 記事の最後に、未経験〜経験者向けの「ネットワークエンジニアに強い転職サービス比較」もまとめているので、現場選びの参考にどうぞ。
  • まずは、実際にどんな1日を過ごすのか、リアルな現場の流れを紹介します。

ネットワークエンジニア(運用保守)とは?

まずは役割から。

ネットワーク運用保守の仕事は、ざっくり言えば

  • ネットワークが正常に動いているかを見守る
  • 異常があれば切り分け・復旧対応
  • 設定の小変更
  • 利用者や他部署からの問い合わせ対応
  • 手順書・報告書の作成
  • 大量のスケジュール調整や承認作業

など、「ネットワークを止めないための仕事」 です。

構築のように大規模な設計・作業をするわけではないですが、
“安定稼働を支える”という意味で非常に重要なポジションです。

運用保守エンジニアの1日の流れ

以下は私が入っている現場のリアルな1日です。

9:00 出社・メール・アラート確認

まずは前日の夜間アラートの確認。

ここで、未経験者が驚く 現場あるある がひとつ。

■ ケース:拠点全機器が同時断 → 実は“計画停電”だった

アラートを見ると、
“拠点のネットワーク機器が全断 → 同時復旧”

というクリティカルに見えるログが残っていることがあります。

しかし原因は…

「実は計画停電だった」

ということがしばしばある。

問題は、
この計画停電の連絡が運用チームに下りてきていないケースが普通にあるということ。

  • 他部署から情報が来ていない
  • ベンダー側で止まっている
  • 連絡フローが曖昧で誰も通知しなかった

こういうのが本当にある。
「なんだ事故か…? → 計画停電かよ!」という肩透かしパターンは日常茶飯事です。

※大型連休明けのアラートはカオスになっている場合がほとんどです(笑)

10:00〜12:00 内部打ち合わせ・作業準備・障害の事後対応等

  • 内部打ち合わせ
  • 作業準備
  • 障害の事後対応

などを実施します。

現地確認という“アナログ対応”にびっくりする人も多いかもですね。

アラートを調べても原因がわからないとき、現地へ電話して確認することがあります。

特に多いのが、雷による瞬断で拠点全体の電源が一瞬落ちていたというパターン。

ログにも痕跡は残っていません。

結局は 「さっき雷がすごくて、建物が一瞬停電したよ」

と現地の人から聞いて原因判明、という超アナログな世界。

未経験者からすると「ネットワークエンジニアってこういうのもやるんだ?」

と驚くポイントかもですね。

13:00〜15:00 設定追加(小規模)・レビュー調整

ここが運用保守の“リアルで重い”部分。

LBOの許可IPを1件追加するだけでレビュー4回(合計4時間)

例えば、LBOの許可IPアドレスを1個追加する作業。
技術的には コマンド1行 です。

でも実際の現場では…

★内部レビュー:2回(合計3時間)
 ・内部レビュー①(影響・手順・拠点の確認):2時間
 ・内部レビュー②(記述ミス・表記揺れチェック):1時間
★プロパレビュー:2回(合計1時間)
 ・プロパレビュー①(拠点・コマンド・追加対象の確認):30分
 ・プロパレビュー②(同上):30分

ベンダー側の確認を取り
更には作業実施日の調整など、かなり工数がとられます。

結果、コマンド1行追加で 4時間のレビュー
未経験者はまず驚くポイントです(笑)

※注釈

15:00〜17:00 スケジュール調整という“沼”

ネットワーク運用で時間が溶ける業務のひとつ、それは「調整」。
作業スケジュール調整だけで40〜50分飛びます

私の現場では先ほどのプロパー承認が必要な作業のレビュー日を決めるだけで

  • プロパー5人の予定を確認
  • 内部リーダーの予定と照合
  • 全員の都合が合う候補日を2日押さえる
  • さらに実作業日が5日間あるので、その5日分の夜間作業枠を確保
  • レビュー担当者の空きを別途確認

これを全部やります。

調整だけで平気で50分くらい溶けます。

17:00〜18:00 報告書作成・勤怠入力など

障害対応・作業報告等をまとめる時間です。

勤怠なんて開始・終了時間を残しておくだけでいいと思いませんか?

実は現場によってはその日何をしたのか、詳細に記録しておく必要があったりします。

例えばこんな感じ

  • A作業手順作成:1時間
  • B社障害対応:30分
  • C社障害対応:1時間
  • D社案件打合せ:1時間

工数を把握するのに必要なんですよね。
これを月末まで積み残してしまうと結構地獄です。

なので日々時間を作って勤怠・工数を入力しておくということが必要になります。

おおまかですが、これが1日の流れになります。

運用保守のメリット・デメリット

メリット

  • ネットワーク基礎を最速で覚えられる
  • 障害対応の経験が強力な武器になる
  • 上流工程のプロセスが身につく
  • キャリアアップの土台になる

デメリット

  • レビューが多く工数がかかる
  • 夜勤がある現場も多い
  • 現場によっては成長しにくい

夜勤について

夜勤についての記事も1本書きたいなーと思っているのですが
それについては次回に譲ります。

私は月1回くらいの夜勤であれば気分転換になったりするし、いいかなと思っています。

でも無理だと思ったら無理!ってはっきり言った方がいいです。

夜勤が無い現場だって山ほどあります。

「夜勤NGだとアサインする案件が無いよ」

もしそんなこと言われたら、その会社はヤバいと思ってください。

運用保守からキャリアアップするには?

以下の3つを意識するとロードマップが明確になると思っています。

  • CCNA取得
  • 設定変更の経験を積む
  • 障害対応・プロセス理解

CCNA取得

CCNAは最低ラインです。死ぬ気で取りましょう(笑)
CCNAについての記事も書きたいなと思ってます。

会社によっては研修期間(1ケ月くらい?)でCCNAを絶対に取らせるみたいなところもあるらしい

毎日7時間くらい勉強したらいけるんですかね。
※私の会社には2週間で取得した猛者がいます。

設定変更の経験を積む
障害対応・プロセス理解

小さな変更でも「実務経験」として評価されます。

障害対応をこなすことで、構築側で求められる「リスク管理」が養われます。

大丈夫です。焦らずいきましょう。

【まとめ】ネットワーク運用は“泥臭いけど価値のある仕事”

ネットワーク運用は、
派手に構築したり最新技術を触ったりする仕事ではありません。

  • 情報連携の穴
  • 雷による瞬断
  • 現地確認
  • LBO設定1行で4時間レビュー
  • 調整で50分溶ける世界

こうした“表に出ない現場のリアル”を知ることで、
ネットワークエンジニアの本当の姿がはっきり見えてきます。

そして、この経験は確実に 次のキャリア(構築・設計・クラウド)への土台になります。

現場選びがキャリアを左右します

ネットワーク運用は本当に現場差が大きく、

  • 夜勤ばかりで成長しない現場
  • レビューが重すぎる現場
  • 成長機会が多い現場
  • 構築チームと距離が近く学べる現場

など、入る場所で未来が全然変わります。

エンジニア向けの転職サービスを利用することが結構重要かもしれませんね。

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